当代屋与次兵衛

当代屋与次兵衛とうだいや よじへえ

江戸時代後期の能登国鳳志(ふげし)郡河井町(今の石川県輪島市)の頭振(無高百姓)。米価高騰に起因する安政5年(1858)の輪島騒動の頭取として捕らえられ、他の2人とともに獄門に処せられた。「虎」を通称し任侠の気質をもつ博徒だったと伝わる。

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義民の史跡

義人を祀る霊地(当代屋与次兵衛と輪島騒動)

安政5年(1858)、米価高騰を受けて能登国輪島町(今の石川県輪島市)の米屋や役人宅が打ちこわされる「輪島騒動」が起こり、米価統制や安値米の販売で沈静化が図られました。この一揆では頭取の当代屋与次兵衛らが獄門となったため、彼らを供養するため...