百姓一揆の遺跡を訪ねて
久末義民(ひさすえぎみん)
元禄6年(1693)の門訴事件で殺害された武蔵国久末村(今の神奈川県川崎市高津区)の百姓を指す。当時の久末村は旗本の佐橋内蔵之助が支配していたところ、過酷な年貢取立てに困窮した百姓が何度か江戸に上り門訴に及ぶものの行方知れずとなり、最後に逃げ帰った1人により全員殺害されていたことが判明する。村人は犠牲者を供養するため地蔵尊や宝篋印塔を建立した。
2023年6月6日2024年11月4日義民の史跡
記事を読む