久末義民

久末義民ひさすえぎみん

元禄6年(1693)の門訴事件で殺害された武蔵国久末村(今の神奈川県川崎市高津区)の百姓を指す。当時の久末村は旗本の佐橋内蔵之助が支配していたところ、過酷な年貢取立てに困窮した百姓が何度か江戸に上り門訴に及ぶものの行方知れずとなり、最後に逃げ帰った1人により全員殺害されていたことが判明する。村人は犠牲者を供養するため地蔵尊や宝篋印塔を建立した。

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